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医療コラム

2024.1.18

新型コロナウイルスかどうかを調べるには、どうしたらいい?

新型コロナウイルスかどうかを調べるには、どうしたらいい?今回は、新型コロナウイルスかどうかを調べる検査方法についてお話します。1.PCR検査PCR検査は、鼻や喉の粘膜から採取したサンプルを検査することで、ウイルスの遺伝子を検出する方法です。医療機関で受けることができます。2.抗原検査抗原検査は、鼻や喉の粘膜から採取したサンプルを検査することで、ウイルスのタンパク質を検出する方法です。PCR検査よりも迅速に結果が出ますが、感度が低いため、陰性でも症状がある場合はPCR検査を受けることが推奨されます。3.抗体検査抗体検査は、血液中の抗体を検査することで、過去に感染したかどうかを調べる方法です。現在感染しているかどうかはわかりません。ただし、抗体が検出されるまでに時間がかかるため、感染後2週間以上経過してから受けることが推奨されます。これらの検査は医療機関で受けることができます。症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、医師の指示に従って検査を受けることが大切です。もし病院まで行くのが辛いような場合には、いしゃクルでの往診でも、PCR検査と抗原検査が可能です。お気軽にご相談下さい。

2024.1.30

新型コロナウイルスで病院に行かないとどうなる?

新型コロナウイルスで病院に行かないとどうなる?新型コロナウイルスの症状が出た場合に病院に行かないという選択肢を取る方もいます。しかし、適切な医療を受けないことにはいくつかのリスクが伴います。本記事では、新型コロナウイルスの症状が出た場合に病院に行かないことで生じる可能性のあるリスクと、その影響について詳しく説明します。症状を悪化させてしまうリスク新型コロナウイルスは、軽症から重症まで幅広い症状を引き起こします。初期症状としては、発熱、咳、喉の痛み、倦怠感などが一般的です。軽症の場合は自宅での療養が可能なこともありますが、病状が急速に悪化することがあります。特に以下のような重症化のリスクが高い人々は注意が必要ですので、早めに医療機関を受診することが重要です。- 高齢者- 基礎疾患(糖尿病、心疾患、呼吸器疾患など)を持つ人- 免疫力が低下している人他者への感染拡大新型コロナウイルスは非常に感染力が強く、感染者が無症状でも他人にウイルスを広げてしまう可能性があります。病院に行かずに自宅で療養する場合でも、家庭内での感染リスクがあります。家族や同居人に感染を広げてしまうと、さらに多くの人々が影響を受けることになります。自己判断のリスク新型コロナウイルスの症状は、インフルエンザや風邪と似ているため、自己判断で「ただの風邪」と思い込んでしまうことがあります。しかし、自己判断は危険であり、正確な診断と適切な治療を受けるためには医師の診断が不可欠です。まとめ新型コロナウイルスの感染が疑われる場合、病院に行かない選択をすることで多くのリスクを伴う可能性があります。症状を悪化させてしまうリスク、他者への感染拡大、自己判断のリスクなど、多岐にわたる問題が発生する可能性があります。自身の健康を守るため、そして周囲の人々を守るためにも、症状が出た場合は適切なタイミングで医療機関に相談し、必要なケアを受けることが重要です。病院に行けないときもし、症状が重くて病院まで行くのが辛いような場合には、いしゃクルでの往診も可能です。いしゃクルでは、新型コロナウイルスの検査・診療が可能です。お気軽にご相談下さい。

2024.3.14

新型コロナウイルスの抗ウイルス薬について

新型コロナウイルスの抗ウイルス薬について現在、新型コロナウイルスに対する治療薬としては「抗ウイルス薬」「中和抗体薬」「抗炎症薬」の3つがありますが、この中で入院せずに自宅で様子を見られる軽症の方も投与の対象となる内服薬は「抗ウイルス薬」です。内服の抗ウイルス薬には細胞内に侵入した新型コロナウイルスが増殖・拡散するのを阻害する作用があり、2023年9月時点では「ラゲブリオ」「パキロビッドパック」「ゾコーバ」の3種類があります。ひとつずつ見ていきましょう。※重症度は酸素飽和度および臨床状態から医療従事者によって軽症・中等症Ⅰ・中等症Ⅱ・重症に分類されます。※重症化リスク因子としては高齢や様々な基礎疾患、喫煙や肥満などの生活習慣が報告されています。

1.ラゲブリオ(モルヌピラビル)ラゲブリオはその活性体によりウイルスRNAの複製エラーを引き起こし、ウイルスの増殖を阻害する薬です。

飲み方: 1日2回、1回4カプセルを5日間内服します。対象者: 18歳以上で軽症から中等症Ⅰの方のうち、重症化リスク因子があるなど医師が必要と判断した方です。注意点: 重症度の高い方や、発症から6日目以降に投与した方に対する有効性は確立していないため、発症から5日以内に服用を開始することが推奨されています。※妊婦又は妊娠している可能性のある女性は服用することができません。2.パキロビットパック(ニルマトレルビル・リトナビル)パキロビットは有効成分がポリメラーゼというタンパク質の合成過程で必要な酵素を阻害し、ウイルスの増殖を抑制する薬です。

飲み方: 1日2回、1回3錠を5日間内服します。対象者: 成人または12歳以上かつ体重40㎏以上の小児で、軽症から中等症Ⅰの方のうち重症化リスク因子があるなど、医師が必要と判断した方。注意点: ラゲブリオと同様に重症度の高い方、発症から6日目以降に投与した方に対する有効性は確立していないため、発症から5日以内に服用を開始することが推奨されています。※一緒に飲むことができない医薬品が多くあるため、現在飲んでいる薬やお薬手帳を必ず医師に見せましょう。
また、腎機能が重度に障害されている方への投与は推奨されていません。

3.ゾコーバ(エンシトレルビルフマル酸)作用機序としてはパキロビットパックと同様、ウイルスの増殖過程で働く酵素を阻害し、ウイルス増殖を防ぐ薬です。

飲み方: 1日1回、初日は3錠、2-5日目は1錠を内服します。対象者: 上記2つの薬とは異なり、12歳以上で重症化リスク因子の「無い」軽症から中等症Ⅰの方のうち高熱・強い咳症状や強い喉の痛みなどの症状があり、医師が必要と判断した方。注意点: 重症度の高い方への有効性は確立していないほか、重症化リスク因子のある軽症の方に対する重症化抑制効果は裏付けられていないため注意が必要です。症状が現れてから3日目までに投与が開始された場合に有効とされるため、発症から72時間以内の服用開始が推奨されています。
このお薬も一緒に飲むことができない医薬品が多くあるため、必ず現在飲んでいる薬やお薬手帳を医師に見せてください。妊婦又は妊娠している可能性のある女性は服用することができません。※上記2つの薬とは異なり、2023年9月現在では処方の際に患者さんから内服の同意書を頂くことが必要となっています。

新型コロナウイルスに対する抗ウイルス薬のまとめ現在、内服で使用できる抗ウイルス薬は3種類ありますが、それぞれ対象となる年齢や重症化リスク因子が異なります。内服によって症状の緩和や重症化の抑制が期待されますが、妊娠中の方や、常用している薬によっては飲めないこともあります。一方、新型コロナウイルス感染症があまりにも急速に拡大したため、これらの薬は特例承認もしくは緊急承認という形で承認されているため効果や副作用について十分な検討がされていないという意見もあり、内服開始に関しては主治医とよく相談しましょう。いしゃクルでは、新型コロナウイルスの診療・検査も可能です。
お気軽にご相談下さい。

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