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医療コラム

2023.11.16

手足口病とは?

手足口病とは?手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹が出ることが特徴の病気です。エンテロウイルス、コクサッキーウイルスなどウイルスの感染によって起こる感染症です。最もかかりやすい年齢は1〜5歳ですが、成人にも感染します。6月〜8月の夏に流行する三大夏風邪の1つと呼ばれています。手足口病の症状手足口病の症状は、3〜5日の潜伏期の後、手のひらや足底・足背・口の中の粘膜に2〜3mmの水疱が出現します。時に肘や膝、お尻などにも出現することがあります。通常は3〜7日で発疹は消えて、水疱がかさぶたを作ることはありませんが、水疱が破れたり潰れたりして皮膚がただれることがあります。熱は出ないことが多く、出ても2〜3日で下がることが多いです。手足口病の治療手足口病の治療は、ウイルス感染のため、残念ながら手足口病には特別な治療方法はありません。症状に合わせて、脱水症状や皮膚症状の悪化を起こさないように対症療法を行います。5日程度で自然に改善していきます。手足口病の注意点・高熱が出る・発熱が2日以上続く・嘔吐する・頭を痛がる・視線が合わない・呼びかけに答えない・呼吸が速くて息苦しそう・水分が取れずにおしっこがでない・ぐったりとしている上記のような症状が見られた場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。稀に髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症も見られていますので、重症化しないように注意が必要です。

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