草加市のいしゃクルからのご挨拶

草加市のいしゃクルからのご挨拶
「いしゃクル」というサービスはご存知でしょうか？
「いしゃクル」は草加市の夜間休日医師かけつけ診療サービスです。

患者様からの病院が休みの日に病気になった時どうすればいいかわからない、夜間に怪我をした時どこに連絡をしたら良いのかわからないというお声から生まれたサービスです。
いしゃクルは病院がお休みの日や夜間に医師がご自宅へお伺いして診察を行い、お薬もご用意させていただきます。
まずはお電話やWebにてご相談をいただければと思います。

いしゃクルでは医療のスペシャリストである看護師がお電話をお受けして、必要に応じて医師が最短３０分でご自宅へ伺ったり、オンライン診療のご案内をいたします。
医療は「行く」から「クル」へ。
草加市の夜間診療・訪問診療は私たちいしゃクルへお任せください。

発熱とは

私たちは風邪をひいたりすると熱が出ます。では、熱が出る(発熱)とは一体どういうことなのでしょうか？　健康な体を維持するために必要な熱は筋肉や内臓で作られ、脳にある体温調整の司令塔の働きで精密に調整されています。その結果、体温の変動は1℃程度に収まっています。
しかし、体の外から細菌やウイルスといった病原体が入ってきた場合には、病原体の出す毒素や、私たちの体の中にある白血球などからでる化学物質によって体温が上昇し、発熱します。平熱は人それぞれではあるものの、一般的には37.5℃以上を発熱と呼びます。発熱すると体調不良を自覚することが多いですが、病原体と戦うという側面からは発熱は必ずしも悪いことばかりではありません。体温が高くなることにより病原体の勢いを弱めたり、免疫力が高まることも知られており、発熱は人の防御機構の一つでもあります。ですから熱があるからと言ってむやみに解熱剤を使うのではなく、原因や症状に応じた適切な使用が望ましいのです。

自分でできる発熱の対応

感染症による発熱の場合、まずは体をしっかりと休めることが大切です。発熱以外にも咳やのどの痛み、頭痛などがある場合には食欲もなくなってしまいがちです。しかし、ただでさえ発熱で汗をかいており、脱水になりやすい状況です。とくにお子様や高齢者は脱水が進行するまで気づかれにくいケースもあります。固形物の食事がとれない場合でも水分はしっかりと、時間を決めて積極的にとることで脱水を回避できます。

少し前までは、風邪を引いて熱がある場合には布団にくるまって体を温め、汗をたくさんかかせる、という民間療法が広く行われてきました。しかし現在ではこれは適切ではありません。体に熱がこもらないよう薄着にして、汗をかいた場合にはマメに着替えましょう。熱を下げたい場合にはおでこを冷やすよりも、体の中を走っている太い血管が比較的体表近くにある首筋やわきの下、足の付け根を冷やすと効果的です。
もちろん本人が寒気を訴えているときにはしっかりと温めてあげましょう。

風邪の大部分の原因はさまざまな種類のウイルス感染であり、残念ながらこれら風邪のウイルスに対する特効薬は現在もまだできていません。時に誤解されがちなのですが、抗生物質という薬は病原体のうち「細菌」に対して効果を発揮するものであり、「ウイルス」には完全に無効です。特定のウイルスに効果がある抗ウイルス薬も存在はしますが、インフルエンザウイルスなど、一部のウイルスに限られます。そのため、風邪などのウイルス感染症に対する治療は対症療法が中心となります。対症療法とは、例えば発熱に対しての熱さまし、咳に対しての咳止め、痰に対しての痰切り、といったように起こっている症状に対してそれを緩和する効果を持つ薬で対処することです。上述したように感染症に対する発熱というものは、そもそも体の防御反応でもありますから無理に熱を下げる必要はなく、体調と相談しながら薬を飲むようにしましょう。

残念ながら、これら対症療法を行っても治癒までの期間が短くなるという証拠はなく、基本的には患者さんの免疫力がカギとなります。ですからしっかりと体を休めて、十分な栄養をとることが何よりも重要なのです。
人の体はもともと、外からの病原体に対する抵抗力を持っていますが、その抵抗力が落ちてしまうと容易に感染症にかかってしまう可能性があります。多忙やストレス、睡眠不足といった生活習慣の乱れでも抵抗力は下がってしまいますし、糖尿病と言った病気でも同様に下がります。また、持病のためにステロイドや免疫抑制剤といった薬を飲んでいる方も感染症に対して弱くなっています。
ですから生活習慣の是正や、普段から感染防護に対する意識をもつことも感染症を防ぐうえで大切なポイントです。